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オンタリオ旅行

こんにちは。お久しぶりです。のんびりと2週間もホリデーなど楽しんできて、今日からいつものあわただしい生活に戻りました。田舎の暮らしは現実には何かと大変ですが、短期間過ごすにはほんとに楽しいものでした。写真もたくさん撮ったので、どうぞご一緒につかの間のオンタリオをお楽しみください。

オンタリオ州はカナダの東のほうにあります。首都のオタワとか、カナダで一番の大都市であるトロントとか、いくつか大きな町はありますが、全体的にはものすごい田舎です。ずっと北のほうに行くと北極圏になり、白夜になったりオーロラが見えたりします。イヌイットと呼ばれる原住民も住んでいます。地学的にはとても古い山並みがあって、あんまり古いので風化してなだらかになっていて、その結果、広い広い地域にわたって緩やかな丘のような地形が広がっています。

人口はアメリカとの国境に近い南のほうに集中していますが、都市から離れたところに無数の小さな集落が点在しています。少し北に行くと広大な畑が延々と続き、さらに緩やかな森と湖が織り成す美しい景色が広がります。トロントなどの都市に住んでいてお金に余裕のある人たちの多くは、こういう森の中の湖のそばに別荘を持っています。そして夏の間だけやってきて、のんびりしたカントリーライフを楽しんでいらっしゃるのです。

そういう別荘族とは別に、雪深い冬の間もずっとそこに住んでいる人たちもいます。これはごく少数で、村によっては夏の間の人口の95%くらいが冬には消えてしまったりするそうです。実際オンタリオの冬というのは半端でなく厳しく、私も多分森に住んでいたら冬には逃げたくなると思います。今回の旅行ではD君の友人たちが住んでいる「別荘」に泊まりました。いかにも別荘というつくりではありますが、彼らは年間通してここに住んでいるタフな地元民です。私たちが泊まっていた間は一年で一番理想的な天候に恵まれていたので、なんだかちょっと申し訳ないくらいでした。

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トロントの空港からD君のお母さんの村までは、バスがないのでタクシーで行きます。2時間弱かかるので、かなり高いです。でも、これは公共交通機関が貧弱なカナダの事情に合わせた特別なタクシーで、だいたい同じ方向に向かう数人の人たちを一度に送り迎えするシステムになっているので、全く個人でタクシーを頼むよりずっと割安だし、途中でいろんな田舎の景色を見られるので楽しくて便利です。
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D君のお姉さんはラグフッキングというクラフトの先生です。先生たちの先生をするほどの腕前なのです。キルトもお上手だし、おうちの中も手作りのカントリークラフトであふれていてかわいいです。これはご主人とご一緒に海でいらしたときの様子をデザインしたものだそうです。かなりそっくりです。
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村はずれの小道。左手の森は、12年前までは線路が通っていた場所だそうです。すっかり植物に覆われて、跡形もありません。
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道のまんなかにキノコ。
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こんなのがたくさんありました。変わった草だなあ、と思っていたら、これは何かの虫が入っているのだそうです。
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透き通ったオレンジ色の、宝石みたいなベリーがありました。あいにく食べられません。
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ワイルド・キューカンバー、「野生のキュウリ」と呼ばれるつる草です。食用にはなりませんが、子供が互いに投げつけるには最適だそうで、田舎の男の子たちの大事なおもちゃだそうです。
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D君のお母さんのおうちの近く。人口千人くらいの小さな村ですが、道が広々しています。
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by ammolitering3 | 2009-09-10 08:54
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