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by ammolitering3
| 2010-08-01 14:08
自転車駐輪場サービスがありました。最近、バンクーバーのこの手のお祭りではよく見かけられます。
浴衣姿の人がたくさんいました。風情はあるのですが、妙な着方をしている人が多いのでかなり可笑しくもあります。浴衣など持ってもいない私が人を笑ってはいけないと思いつつも、やっぱり妙なものは妙なのです。別にこの写真の人がそうというわけではないのですけど。。。 お面を売ってます。美奈子ちゃんが「ガッチャマンがある!」と言いましたが、何でしたっけ。。。 風船すくい。どこの国の子供でも楽しそうにやってます。 舞台の上では、こう言っちゃなんですが悲惨なパフォーマンスが展開されていました。「マツリ・タイコー!!!」、「シシマーイ!」と絶叫する金髪のお姉ちゃん、ハッピ姿でアフリカ系だかジャズ系だか分からない演奏をしながら踊るスペイン人らしき人(ワン、ツー、スリー、フォー!とスペイン語で叫んでいたのです)。。。獅子舞の獅子に入っていた人やおかめの面を被っていた人などは、舞台から飛び降りてなまはげみたいに子供を脅しに行ったかと思うと、獅子の口から手を出して子供と握手したり。。。滅茶苦茶でした。頼むから止めてくれ、と思いました。聴くに耐えず、見るに耐えません。早々に立ち去りました。 ああ、汚い芝生にたくさんの人が座って不愉快極まりない演奏を聴いています。テントと椅子が用意されているのはご老人用です。 あんたらは誰ですか。。。誰がこういう人たちの演奏を許可したのでしょう、と思いますが、結局文化というのはこうやって伝播していくのでしょう。少なくとも彼らは日本とカナダが戦争をすることになっても二の足を踏むと思います。平和とはこういうことだな、と思うと、彼らの存在も有難いものに思えます。 たこ焼きの前に長い行列。ここに写っているのの3倍くらいの長さでした。 救急テントもあります。 ところどころに寝袋で寝ている浮浪者がいます。もともとここは彼らの領域なのです。 着物などを売っています。 トーテムポール。ネイティブインディアンが多い地域なのです。 なぜか性病の理解促進のためのブースがありました。 公園のすぐ横には仏教会のお寺があります。 今日のお祭りに合わせて中でいろんな展示が行われていました。盆栽と書です。 これは墨絵。 日系人の歴史の写真展示。私は日本人社会と関わってないわりにはやたらと詳しいのですが、それはなんでかというと、ロシア系の人たちからたくさん話を聞いたからでもあります。戦争が始まって連れ去られた日系人たちは、ロシア人たちの隣人であり、学校の友達でした。仲の良かった友人たちが連れ去られたことを、ロシア人たちは今も苦痛と共に語ります。日系人に対する補償問題が解決したのは、ほんの数年前のことです。 指圧。気持ち良さそうですけど、痛そうな気もします。 いけばな。 展示を見た後で外に出て、屋台を覗きました。これは仏教会の屋台ですが、なぜかメニューはビーフカレー。仏教徒がビーフカレーを出す時代って、何かおかしい。ものすごくおかしい。どうなっているんでしょう。 ドラム缶みたいなのでトウモロコシを茹でています。 美奈子ちゃんが買ってくれました。どうもありがとう。甘くておいしかったです。今日のお祭りで一番よかったのはこのトウモロコシでした。 #
by ammolitering3
| 2010-08-01 14:00
今日は日系人祭りというのに行ってきました。これは毎年行われているのですが、実は私はこれまで一度も行ったことがなかったのです。一応日本人のくせに、私は日本人社会との関わりがほとんど全くありません。日系公民館とか老人ホームとか、仏教会、各種教会、日本語学校その他、様々な活動がありますし、日本語の新聞なども幾つも出ています。でも、どの活動にも参加していないし、日本語新聞を読むことも滅多にありません。しかしロシア人の公民館には足繁く出入りし、ロシア系カナダ人連盟の役員会なんかにもなぜか参加したりするし、ロシア人コミュニティーの広報も毎月家に届いたりするのです。別に日本人と関わりたくないわけでもないのですが、なぜかロシア人に囲まれているのが居心地がいいのです。
今日のお祭りも別に行くつもりはなかったのですが、暇を持て余していたときにお友達の美奈子ちゃんが「今から行かへん?」と声をかけてくれたので、じゃあ、と思って行ってきました。 お祭りの場所はこちら、バンクーバーでも最悪のエリアにあるオッペンハイマー公園です。いかにも縁起の悪い名前ですね。何の因縁か、と思いますが、これは別に原爆の父として知られたオッペンハイマー博士とは関係なく、その昔のバンクーバー市長オッペンハイマー氏の名前に由来するものだと思います。浮浪者と麻薬と泥酔者と売春婦と、その他いろんな類似のものの集積地となっている公園です。 なんで日系人のお祭りがよりによってそこで開かれるのかというと、それはかつてこの辺りが日本人街だったからです。戦前の話です。当時、すでにカナダ生まれの日系人が多く定住していました。つまり彼らはちゃんとカナダの市民権を持ったれっきとしたカナダ人だったのですが、戦争が始まると敵国日本の出身者およびその関係者ということで、日系カナダ人は強制収容されました。カナダは結構強制収容が好きな国なのです。ネイティブインディアンにもやったし、デューカボルの人たちにもやったし、日本以外の同盟国の人々に対しても一部で行われました。 そういう事例は別の機会に譲るとして、日系人に対してはかなり徹底した方策が取られました。予告も無く収容して一時収容所に入れたり、それからもっと内陸の僻地に移動させたりしました。仕事に行って、職場で拘束されてそのまま家に帰れなかった人もいます。収容期間は長い人では7年くらいに及んだそうです。戦後長いこと帰れなかった人もいたのです。もちろん、収容所での暮らしは下にも置かぬような扱いの反対でした。寒かった、寒かった、という感想を何度も聞きました。 帰ってきても、彼らのほとんどには帰る場所がありませんでした。持っていたはずの財産も消えていました。カナダ政府は彼らの財産を強制撤収しました。日系人が集まって住んでいたエリアでは、建物は格安で売りに出され、スラム化が始まりました。日本人街だった頃は市内でも特別に治安が良くて清潔だったことで知られていた町並みは、見る影も無い有様になり始めていました。その後、80年代にはこのエリアの近くで万博が行われました。政府はその際に開催地にあった雑居ビルや安アパートなどを取り壊し、補填をせずに住人を追い出しました。彼らの行き先が近くて安い貧民街だったのは自然な流れと言えます。こうしてかつての日本人街はスラムとしての位置づけが決定的になりました。 お祭りの前には大々的に公園の掃除が行われるそうですが、日頃の様子を見知っている私としては、どうも芝生に座る気になれません。ごめんなさい。。。 おお、やってます、やってます。お神輿でしょうか。どうも全然覇気がないですけど、まあ、ここではこんなものでしょう。 ささやかなお神輿の上に乗っているのはお姉さん二人。ほとんど何の動きもない非常に地味なお神輿担ぎが終わった後は、お姉さんたちの代わりにおじさんが乗って「日本人、ばんざーい!」と叫びました。びっくりしました。小さい頃はずっと地元の天満宮のお神輿を引いていたのを思い出します。大きなお神輿を担ぐのはたくましい大人の男の人たちの役目でした。上に乗るのも必ず男の人だったように思います。お祭り好きな祖父は必ず上に乗って、一番前の中央で音頭を取っていることもありました。彼も若い頃は担いでいたのでしょう。大きなお神輿が辻で大揺れをするときや猛スピードで走るときなどは、ほんとに地面が揺れるほどに力強くて怖かったものです。バケツでぶっかけられる井戸水の冷たさと痛みを今でも思い出せそうなくらいです。私の地元の地区のお神輿は、鉄道の街にちなんだ真っ黒い蒸気機関車でした。子供の頃は何とも思いませんでしたが、今思えばこれはかなり斬新で非伝統的なモチーフですね。 バンクーバーのお神輿にはそういう力強さの片鱗もありませんが、そういうものはそもそも海外で期待すべきではありません。懐かしい記憶を呼び覚ますきっかけとなってくれたことを感謝して帰りました。 こっちでは笛太鼓が楽を奏でています。近くで聞くとキーンと耳に突き刺さります。 これはお宮でしょうか。 #
by ammolitering3
| 2010-08-01 13:17
いつも行く八百屋さんでサンプルをいただきました。今時の子供はあれやこれやのアレルギーがやたらと多い気がするのですが、中でもピーナッツのアレルギーは致命的なくらいひどいケースが少なくないそうなので、これはピーナッツバターを食べられない子供のための代替品です。きな粉が材料なので、香ばしくておいしいです。学校によるのか分かりませんが、ピーナッツアレルギーがなくてもお弁当にピーナッツバターのサンドイッチなど持って行ってはいけないのだそうです。ピーナッツのにおいだけで具合が悪くなる子がいるからだそうです。
小麦などに含まれるグルテンのアレルギーという人も多いし、ナッツ類すべて駄目という人もいるし、穀物すべてにアレルギーという人にも会ったことがあります。私はアジア人に多い牛乳アレルギーですが、それほどひどいわけでもありません。でも、ひどい人はちょっとだけでも口の周りにぼつぼつができたり、消化不良になったりします。大豆のアレルギーもあるし、トマトアレルギー、マンゴーアレルギー、イチゴアレルギーとかいうのもあります。誰にも全くアレルギーがでないという食べ物などないのかもしれませんが、それにしても今は昔より絶対にアレルギーが多い!と私には思えるのですが。。。 私の姪も、生まれつきおよそ考えうるすべての一般的なアレルギー源に反応し、ひどいアトピー症状になって現れます。自然食だ有機農法だと、どんなに気をつけても、やっぱりアレルギーが出るのです。遺伝というわけでもなさそうなので、これはやっぱり、世界の化学的な組成が近年になってあまりにも急速に不自然な変化を遂げていることを、繊細な子供たちが身をもって示してくれているのかもしれません。ともあれ、自分の粗雑な体質に感謝することしきりです。 ダウンタウンのラジオ局の前でコンサートが行われていました。夏の間、平日の正午から毎日一時間無料のコンサートを行っているそうです。やっぱり生の音楽はいいですね。奏でられていたのは落ち着きの無いジャズで、個人的にそれほど大好きというわけではないけど、時々だったらいいかもしれません。ジャズって、漠然としててよく分かりませんが、ラウンジ系のゆっくりしたのは好きです。 道行く人が立ち止まって、芝生に座って聞いています。それにしても、聴くという喜びに対して代金を要求するのって、経済的には当たり前なのですけれど、根源的には不自然なものだなと、ふと思ったのでした。音楽って、さえぎるものなく風のように流れていくのが性質的に合っているような気がするのです。それをある一定の場所に閉じ込め、耳に入れたい人から入り口で料金を取る。。。まあ、聴きたくもないものを聴かされるのも嫌だし、アーティストに正当な代価を支払うことに異論があるわけでもないのですが、何となく、何かが不自然という気がしたのでした。こういう無料のコンサートを見ると、ずごく自然な感じがします。 #
by ammolitering3
| 2010-07-31 13:55
近所のおうちが取り壊されてしまいました。面白いもので、建物が無くなるとそこに何があったのか、いとも簡単に忘れてしまいます。よほど印象に残る建物とか、馴染み深かったものだったりしたら話は別ですが、日頃自分がいかにいい加減に物を見ているかということを思い知らされます。
ただ、この家の脇には黒スグリの小さな木があったのでした。やっぱりブルドーザーで、いや、これはショベルカーと言うのでしょうか、どっちだっていいのですが、掘り返されてしまったのでしょうか。。。さようなら、スグリ。 いつも夕方D君と近所を散歩します。私たちが来るのを待ってくれている猫たちがいるのです。気がつくと喜んで寄って来る日もあれば、じーっと座ったまま待っている日もあります。ほんとに猫だな、とおもいます。 仲の良い二人なのです。 猫の好きなキャットニップを持って行きますが、この2匹はそれほど興味を示しません。ただ単になでてもらうるのが好きみたいです。猫のお友達というのも良いものです。 #
by ammolitering3
| 2010-07-29 13:57
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